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環境情報研究院 森章教授が「植物群落における生物多様性の機能とその公益性の解明」にて「第18回日本学術振興会賞」を受賞

受賞情報

 本学環境情報研究院 森章教授が、第18回(令和3(2021)年度)日本学術振興会賞を受賞しました。
 日本学術振興会賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を見い出し、早い段階から顕彰することで、その研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより、日本の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的とした賞です。その選考は、各分野を代表する我が国のトップレベルの学術研究者により構成された審査会で厳正に審査され、受賞者が決定されます。

 森章教授は、「植物群落における生物多様性の機能とその公益性の解明」 (Studies on Ecosystem Functions and Services of Biodiversity in Plant Communities) において、「生物多様性」の「環境への影響」や「人間社会での公益性」が国際的な課題であるにもかかわらず、説得力のある実証研究が進まなかったことに対して、「森林樹種の多様性が陸域生態系の二酸化炭素吸収量を増大させることで温暖化の進行を緩和すること」、「火事などの攪乱に対する生態系の回復力が多様な生物種の存在に強く依存していること」等を説得力ある野外データで実証し、国際的に高い評価を得ました。
 また、「樹種の多様な森林ほど降雨に伴う土砂崩れの予想が容易になること」等、災害対策や地域社会での土地利用政策に対しても生物多様性情報が役立つことを示しました。

 これらの野外研究成果は、生物多様性の保全が地球環境のみならず地域社会においても有益であることを実証するものとして、国内外から注目を集め、生物多様性の生態系機能とその公益性に関して極めて高い成果を挙げ、国際的に生物多様性研究を牽引する指導的研究者として今後更なる活躍が期待できることが、受賞理由となりました。


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